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私ではなくキリストⅢ(東洋からの風の便りII)

「私たちの古い人がキリストとともに十字架につけられたのは、罪のからだが滅びて、私たちがもはやこれからは罪の奴隷でなくなるためであることを、私たちは知っています。」(ローマ6:6)

鳴尾教会のアッセンブリーズ・オブ・ゴッド教団離脱と教団側からのいわれなき制裁④

~鳴尾教会のアッセンブリーズ・オブ・ゴッド教団からの離脱と
同教会に対する教団側からのいわれなき制裁の数々~

鳴尾キリスト福音教会は、アッセンブリーズ•オブ•ゴッド教団からの離脱に伴い、これを阻止しようとした教団側から、恫喝裁判も含めた様々な嫌がらせを受けた。

以下で引用した文化庁の宗教法人審議会議事録は、同教団が鳴尾教会の教団離脱に際し、その手続きの違法性を主張して認証取消を求めたものであるが、結果として、教団側の主張は全く一顧だにされない形で退けられた。教団側はこの都合の悪い事実には沈黙している。

鳴尾教会に関する文化庁での審議の過程は、第159回(平成22年10月18日)第160回(平成22年11月25日)第163回(平成23年10月19日)の議事録で確認できる。

なお、これらの審議を受けて、同教会の教団離脱の取消しを求めたアッセンブリーズ・オブ・ゴッド教団による異議申し立ては、完全に棄却されて終わったが、その詳細については宗務時報No.115 (平成25年3月)を参照されたい。
  
教団は、鳴尾教会の教団離脱の手続きが正当でなかったかのように主張して、教会に対する裁判にまで及んだが、これらの争いにことごとく敗れ、それを通して教団の主張の虚偽性が明らかになった。その事実の経緯は、鳴尾教会の現在の牧師が運営するブログ「鳴尾キリスト福音教会から皆様へ」に詳しいので、こちらをご参照いただきたい。
 
なお、アッセンブリーズ・オブ・ゴッド教団と鳴尾教会との相克の歴史は長く、事の発端は、2001-2002年にかけて、当時の鳴尾教会の主監者であった津村昭二郎牧師(村上密氏の義理の父)が、鳴尾教会の後継者として教団から正式に派遣された伝道師夫妻に、いわれなき嫌疑をかけて教会から追放した事件に遡る。
 
この事件によって鳴尾教会に引き起きされた混乱をも、教団サイド(村上密牧師及び津村昭二郎牧師)は、現在の鳴尾教会の牧師夫妻で起こったかのように責任転嫁し、現在の牧師夫妻にもでっちあげの嫌疑をかけて非難し、教会からの追放を試みていた。

当ブログでは、2001-2002年にかけて鳴尾教会で起きた事件の真相について、当時、教団側から公式に配布された証言者の説明資料に基づき、以下の一連の記事で詳しく示した。

アッセンブリーズ・オブ・ゴッド教団村上密牧師の非聖書的で危険な活動について③
アッセンブリーズ・オブ・ゴッド教団村上密牧師の非聖書的で危険な活動について④
アッセンブリーズ・オブ・ゴッド教団村上密牧師の非聖書的で危険な活動について⑤
    
鳴尾教会問題とアッセンブリーズ・オブ・ゴッド教団村上密牧師の非聖書的で危険な活動について(まとめ)  
   
ちなみに、鳴尾教会が教団から離脱したことを、あたかも「教会の乗っ取り」が起きたかのようにデマを主張していたアッセンブリーズ・オブ・ゴッド教団であるが、驚くべきことに、同じ頃、同教団の信徒が、別の教会に身元を隠して潜入し、教会を乗っ取るという事件が起きていた。この呆れるような事件については、以下の記事に記したのでご参照いただきたい。

カルト被害者救済活動の暴走~アッセンブリーズ・オブ・ゴッド教団による魔女狩りとしての鳴尾教会への恫喝訴訟とAG信徒による他教会の乗っ取り~

こうした一連の事件を詳しく振り返るならば、アッセンブリーズ・オブ・ゴッド教団と、その指導者である村上密牧師及び津村昭二郎牧師が、どれほど信用ならない不誠実な人物であり、正当な手続きを経ないで鳴尾教会の人事に密室で介入し、同教会の正常な牧会を妨げて、教会に混乱をきたし、長年に渡り、執拗に教会関係者を追跡・迫害しては、信徒の平穏な信仰生活を妨害し、いわれなき打撃を与え続けて来たかがよく分かるであろう。

だが、教団側からの恫喝裁判を含めたあらゆる迫害にも関わらず、この小さな教会は消滅することはなかった。教団離脱後、「鳴尾キリスト福音教会」として新たに出発を遂げたこの教会の新しいホームページには、以前とは見違えるようにきれいになった白いチャペルが映っている。この改装も、教会が喜びのうちに新たな門出を果たしたことの明白な証拠である。祝福のうちに見守りたい。 
 

注) 教団は裁判においても全面敗北しているが、今日に至るまでなお過ちを認めることなく、あらぬ疑いをかけて誹謗した鳴尾教会関係者への謝罪も行っていない。それどころか、村上密牧師は未だにブログ等で、同教会に対する事実無根の非難を続けている有様である。

 このように、信徒の平和な信仰生活をどこまでも執拗に妨害してやまず、虚偽を言い広めて恥じることもない恐るべき教団が、本当に聖書に基づくキリストの平和な福音に立脚しているのか、極めて疑わしく感じられる。アッセンブリーズ・オブ・ゴッド教団は、フランスではすでに準カルトに指定されている。村上密牧師は、「宗教トラブルセンター」や「カルト被害者救済活動」などの看板を掲げて、他教会のカルト化を糾弾し、取り締まろうとする前に、まずは自教団の深刻なカルト化にこそ目を向け、自分自身を取り締まるべきである。
 

 
宗務時報 No. 115 平 成 25 年 3 月
文化庁文化部宗務課
(PP.42-47)   
 
行 政 資 料
1 宗教法人「鳴尾キリスト福音教会」の規則変更認証決 定に係る審査請求に対する裁決
(平成22年12月1日)
裁 決 書
審査請求人
東京都豊島区駒込三丁目15番20号
宗教法人 日本アッセンブリーズ・オブ・ゴッド教団
代表役員 A

記審査請求人から平成22年7月23日付けで提起された宗教法人鳴尾キリスト福音
教会の規則の変更の認証に係る審査請求については,次のとおり裁決する。

主 文
本件審査請求は,棄却する。

不 服 の 要 旨

審査請求人の不服申立ては,兵庫県知事(以下「処分庁」という。)が平成22年5月
27日付けで行った宗教法人鳴尾キリスト福音教会(以下「鳴尾教会」という。)の規則
(以下「本件規則」という。)の変更の認証(以下「本件処分」という。)は,次のとお
り,違法なものであるから,その取消しを求めるというものである。

1 本件規則41条によれば,規則の変更には「教会会議において出席した教会議員の3
分の2以上の議決」が必要なところ,鳴尾教会では,慣行として教会会議を招集する場
合には事前に何を議決するのか具体的に明示して周知していたが,審査請求人である包
括宗教法人日本アッセンブリーズ・オブ・ゴッド教団(以下「審査請求人」という。)
との被包括関係の廃止に係る規則の変更(以下「本件規則変更」という。)のための議
決を行った平成21年4月5日の教会会議(以下「本件教会会議」という。)の招集通
知には「規則変更に関する件」と記載されていただけで,被包括関係の廃止を内容とす
るものであることが記載されておらず,招集手続に不備がある。

2 本件教会会議の招集通知には委任状が添付されており,委任の内容として「一切の権

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利を総会議長に委任いたします。」と記載されているところ,委任状提出者には,招集
通知に記載されている「規則変更に関する件」が被包括関係の廃止を内容とするもので
あるという認識はなかったのであるから,委任状提出者の票が,本件規則変更について
賛成票として取り扱われた議決は無効である。

3 宗教法人法(以下「法」という。)26条2項及び3項に基づく,被包括関係の廃止
についての信者等に対する公告及び包括宗教法人に対する通知は,本件教会会議の前に
なされなければならないが,その後にしかなされておらず,その点において手続違反で
ある。

4 本件教会会議において,被包括関係の廃止という重大な議案を議決するにしては,十
分に時間が取られておらず,一方的かつ感情的,さらには脅迫じみた演出のもとに議決
され,鳴尾教会信徒らが,本件教会会議の議決の無効確認を求める訴訟を提起している
ところ,これは,法28条及び14条1項2号の「当該規則がこの法律その他の法令の
規定に適合していること」という要件を備えているかどうかを確認することができない
ときに当たるため,認証することができない旨の決定をしなければならない。

5 処分庁は,法14条2項を活用し,鳴尾教会及び審査請求人に対して意見陳述の機会
を与え,双方の意見を聞くべきであったが,その手続を怠っている。
6 本件規則変更以前に,平成16年5月7日付けで本件規則の変更の認証がなされてい
るが,その変更の際の手続に違反があるため,本件規則変更の申請には法令違反が認め
られるので,認証してはならない。

裁 決 の 理 由

1 法28条1項は,宗教法人の規則の変更に関する認証に当たって審査すべき要件とし
て,その変更しようとする事項が法その他の法令の規定に適合していること(同項1号)
及びその変更の手続が法26条の規定に従ってなされていること(同項2号)を挙げ,
これらの要件を備えていると認めたときは,所轄庁は,その規則の変更を認証する旨を
決定しなければならないとしている。


2 まず,本件教会会議の招集方法について検討する。

(1)本件規則24条において,教会会議は「代表役員が(中略)招集するものとする。」,
「責任役員の定数の過半数から招集を請求されたときは,代表役員は臨時に教会会議
を招集しなければならない。」と規定されているものの,そのほか,本件規則上,教

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会会議の招集についての具体的な手続は規定されていない。

(2)鳴尾教会が,議案として「規則変更に関する件」とのみ記載した招集通知(平成2
1年3月22日付け)を配布したこと及び「教会規則変更に関する件」とのみ記載し
た公告(平成21年3月22日付け)をしたことは,提出された資料より認められる
が,審査請求人は,そのような招集通知又は公告では不十分であり,本件規則に違反
していると主張する。

確かに,信徒等を対象とした会議において,被包括関係の廃止といった宗教法人の
組織及び管理運営について根本的な変更を招来することとなる重要な事項を扱う場合
には,その招集に当たって,事前に議案の内容がある程度分かるように知らせること
が望ましいとはいえる。

しかしながら,上記のとおり,本件規則には,教会会議の招集についての具体的な
手続は規定されていないのであるから,そのような招集通知又は公告の記載の内容な
いし方法のみをもって不認証とすることはできないといわざるをえない。


3 次に,本件教会会議の議決について検討する。

(1)審査請求人は,出席者24名に委任状提出者23名を加えた47名が出席し,その
3分の2に当たる32名の賛成が必要であったところ,出席者24名中23名が賛成
したものの,委任状提出者には被包括関係の廃止について委任する意思がなかったの
であるから,委任状を賛成票として取り扱うことはできず,47名中23名の賛成し
かなかったことになり,したがって,本件教会会議の議決は無効であると主張する。

(2)本件規則41条によれば,規則の変更に当たっては,「出席した教会議員の3分の
2以上の議決」が必要なところ,本件教会会議議事録によると,「議員総数 62名
出席者24名(他,委任状23名)」とされ,「満場一致で議決」とあるものの,平
成21年5月29日付けで審査請求人から処分庁に送付された法26条4項に基づく
通知の添付書類において,出席者とされる信徒の一人が賛成しなかったと述べる書面
が添付されている。

しかしながら,出席者24名中,少なくとも23名が賛成したこと及び委任状提出
者が23名であることは,審査請求人も認めるところである。

(3)本件規則41条の「出席した教会議員」に,委任状提出者を含めるか否かについて
特段の規定がないところ,委任状提出者23名を含めた場合,委任状において「一切
の権利を総会議長に委任いたします。」と明記されているのであるから,議長がそれ
らを議決の結果に賛成するものとして取り扱うことが不合理であるとは認められず,
したがって,議決は有効であると認められ,審査請求人の主張は採用することができ
ない。

(4)なお,本件教会会議の議決については,その無効確認を求める訴訟が提起されてい
るが,当該訴訟が係属中であるという事実は,上記1で述べた規則変更の認証の要件

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の確認に影響を及ぼすものではないから,その事実をもって認証することができない
旨の決定をしなければならない場合に当たるとはいえない。


4 また,審査請求人は,法26条2項及び3項に規定されている被包括関係の廃止につ
いての信者等に対する公告及び包括宗教法人に対する通知について,本件教会会議の前
になされるべきであったと主張する。

しかしながら,法26条によると,信者等に対する廃止公告については「認証申請の
少くとも2月前」(同条2項)と,包括宗教法人に対する廃止通知については「公告と
同時に」(同条3項)と規定されており,本件規則変更が平成21年10月30日付け
で申請されているところ,信者等に対する廃止公告は平成21年6月28日から同年7
月13日までなされ,また,包括宗教法人に対する廃止通知は同年6月28日付けで送
付されている。したがって,同条の規定に従った手続がなされていると認められ,審査
請求人の主張は採用することができない。

5 その他,審査請求人は,法14条2項を活用すべきことを主張するが,同項は,規則
を認証することができない旨の決定をしようとするときの申請者に関する規定であっ
て,本件処分の場合とは異なる。また,審査請求人は,平成16年5月7日付けでなさ
れた本件規則の変更の認証についても疑義を述べるが,その規則の認証はすでに確定し
たものであって,本件処分に影響を与えるものではない。


以上のとおり,審査請求人の主張はいずれも認めることができない。
よって,主文のとおり裁決する。


平成22年12月1日
文部科学大臣 髙 木 義 明
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